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コラムの泉

うっかりミスを激減させる慎重さ、几帳面さ、冷静さ!

カテゴリ
労務管理  >  全般
最終更新日
2011年01月31日 09:17
著者
彩愛コンサルピア さん
ポイント
3,736,039ポイント
ポイントランキング100

   ◆◆コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆

   <第249回>うっかりミスを連発させれば信頼感を失う!

 ==■「うっかりミスを激減させる慎重さ、几帳面さ、冷静さ!」■==

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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れと
なり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。

仕事のできる人とできない人の決定的な違いは「行動特性の差」に現れます。コン
ピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理
者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非とも
お読みいただきたいと思います。

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<今回のメニュー>
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【1】ミスの多い人、少ない人!
【2】ミスの多い人ほど自覚症状が薄い!
【3】一呼吸置いてから集中力を収束させて見直す余裕を持つ!
【4】編集後記

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仕事でのちょっとしたミスが会社に大きな損害を与える例は結構多い。例えば家
電量販店で20万円もしていたノート型パソコンを、ある大手販売店がインター
ネット上に「特別価格1万円で先着100名様に」とアップしたところ5分で完売
した。すごい売れ行きと思ってネット上の文言を確認したところ10万円と打ち
込むべきところ、担当者が誤って1万円と打ち込んだことが判明した。だが、時
既に遅しだった。

ミスした担当者もいけないが入力した文言をアップ前に誰もチェックしなかった
ことも問題だ。

本人はアップ前にチェックはしたと思うが気付かなかった。いや、気付けなかっ
たといったほうが正しいのかもしれない。

私もいつも経験していることだが、セルフチェックしても全てのミスは発見でき
ない。だから私の記事には誤字や脱字が散見されるというわけだ。ミスの個所を
かなり見つけて修正しているのだがセルフチェックには限界があるということだ。

たまたま原稿の入力ミスの例を採り挙げたが、会社で仕事をしていると日々いろ
いろなミスが発生している。

ミスは正しく実行しようと思ってやっているのに勘違いや早とちりなどで正しく
ない実行になってしまうことだ。その結果所期の目的が達成できなくなってしま
う。だが仕事ができる人は、ミスが極めて少ないという行動特性を持っている。

そこで、今回はミスを激減するための「慎重さ」、「几帳面さ」、「冷静さ」な
コンピテンシーの重要さに迫ってみる。



【1】ミスの多い人、少ない人!

大勢のワーカーを配置して生産ラインを編成して流れ生産するような製品の多く
は中国やその他の新興国にシフトされた。このような流れ生産でライン長が頭を
痛める項目の一つが作業ミスだ。

作業ミスが生じればラインが停止したり不良品ができてしまう。要するに生産性
に大きく影響するわけだ。

ミスの多い人とミスの極めて少ない人がいる。これは事実だ。ミスの多い人の作
業分担を減らし、ミスの少ない人の作業分担を増やしたりすることがある。作業
分担を少なくしてあげるからもっと慎重に、几帳面にやって欲しいという思いか
らだ。だが元々ミスの多い人のミスは容易に減らない。反面持分を増やされた人
からは反発が出る。結局はミスの多い人をラインから外す処置をしなければなら
なくなる。

ミスは「モノ作り」の職場だけではない。ホワイトカラーの職場でも前述したよ
うな入力ミス、記入ミス、記入漏れ、配布ミス、配布漏れなど事務上のミスを多
発させる人はいる。数字の桁数をミスして取引先に多く支払ったり少なく支払っ
たりして後で対外的な信用問題になる例もしばしばだ。

ミスの多い人のことを「ミスターミス」、「ミセスミス」などと揶揄する会社も
ある。固有名詞で呼ぶと差しさわりがあるからだ。



【2】ミスの多い人ほど自覚症状が薄い!

私の経験では、ミスの多い人ほど自覚症状が薄い。ミスの多い人にミスを指摘し
ても「私はきちんと確認していますから」と言った返事が返ってくる。確認して
いることとミスが多いこととは別問題だということが分からないのだ。

例えば製造ラインであれば、部品の取り付け忘れ、誤部品取り付けなどが作業ミ
スだが、自覚症状が薄いからミス防止のための工夫もしない。ホワイトカラーの
職場で事務上のミスの多い人も同じだ。

一方、ミスの少ない人、ミスをめったにしない人の多くは「自分はミスをしやす
い。勘違いをしやすい」ということを自己認識している。だからミスをしないた
めの「流儀」を確立して実行している人が多い。

例えば製造ラインのワーカーであれば「ミスをするとすれば“ここ”」というよ
うに狙いを付けて、そこに集中力を収束して作業している。事務の担当者であれ
ば、年月日の数字や金額表示の桁に狙いを付けて、そこに集中力を収束して作業
している。「誤字や脱字もミスではあるが年月日や金額のミスよりは影響の度合
いが少ないから」と答えたOLもいた。当を得ているように思う。

ミスの多い人は、まず「自分はミスが多い」という「自己認識」することがミス
を激減させる出発点になるわけだ。



【3】一呼吸置いてから集中力を収束させて見直す余裕を持つ!

順調にきていたゴルフのスコア。今日は調子がいいからきっといいスコアが出そ
うだと思ったその瞬間、突然ショットが乱れる。誰もがしょっちゅう経験するこ
とではないか。

ミスショットすると取り戻そうと思うあまりクラブ選定を誤り、益々墓穴を掘る。
ここは冷静になり、一呼吸置くことだ。頭を冷やせば無茶はしないから一打のミ
スで済むはずだ。

セルフチェックで自分のミスを発見できれば、これに優るチェック方法はない。
順次点検方式という考え方があり、第三者にチェックしてもらうと不思議とミス
が次々見つかる。自分のミスは見つけにくいのに他人のミスはよく見つける。こ
れが人間の特徴だ。だが順次点検はコストが掛かるというわけだ。セルフチェッ
クでミスを発見するのが一番理にかなっている。それには

□ 自分はミスしやすいと自分に言い聞かせる(「自己認識」をも持つ)
□ 「ミスするとしたら“ここ”」というようにミスしやすいポイントを特定す
  る
□ 作業後一呼吸置いてからセルフチェックするように心がける
□ 慎重に几帳面にやると時間がかかるという説は間違いと心得えよ
□ ミスの少ない人は総じて仕事が速い

行動特性を改革するきっかけは「自己認識」である。例えば「自分はミスしやす
い」という「自己認識」を持つ人は「自己変革」できるが、そうでない人は「自
己変革」できない。

ミスするとしたら“ここ”というように嵌りやすい落とし穴を特定する。そこに
注意マークを付けるなどして集中力を収束する。要注意箇所の写真を掲示して集
中力を収束してもいいだろう。

作業後直ぐにセルフチェックするのではなく、別の作業やチェックを先にやって
から当該個所のチェックをするのがよい。一呼吸置いた分だけ自分のミスを他人
の目で見る余裕ができて発見できる可能性が高まる。

作業を慎重に、几帳面にやると時間がかかって生産性が落ちると言う人がいるは
それは違う。漠然と「見る」のと慎重に、几帳面に「チェックする」の違いで、
生産性が落ちることはないのだ。ミスをして後処理をすることのほうが生産性を
大きく阻害する。


【4】編集後記

人為的ミスを皆無にすることはできないが、やり方次第で激減させることができ
ることをご理解いただけたものと思う。

もしミスをゼロにしなければならない作業や仕事であれば、センサーに監視させ、
ミスを強制的に取り除く仕掛けが必要だ。ところがセンサーにゴミやほこりが付
いただけで誤動作し、ミスが通過してしまうことは覚悟しておかなければならな
い。



次回に続く


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        彩愛コンサルピア代表 下山明央

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