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コラムの泉

幸せって何だっけ?

カテゴリ
労務管理  >  労働安全衛生
最終更新日
2016年06月23日 14:31
著者
株式会社 なごや産業医事務所 さん
ポイント
65,144ポイント
ポイントランキング100

小太り産業医:「最近、”幸せだなぁ~”って感じたことはある?」
人事担当者:「なんですか、若大将みたいな言い方。ヤフオクでセーラームーンのフィギュアをゲットしたときかな。」
小太り産業医:「なんと、唯物的な・・・。」
人事担当者:「じゃあ、先生は何ですか!」
小太り産業医:「面談した人に、”先生に話して、気が楽になりました。”って言われたことだよ。」
人事担当者:「なんと、偽善的な・・・。」
小太り産業医:「お金で買えるモノはマ○スターカードで買いなさい。感謝の気持ちは買えないよ。」
人事担当者:「でも、先生はお金があればなんとかなるって、毎週BIG購入しているじゃないですか!」
小太り産業医:「よ~く考えよ~、お金は大事だよ~♪」

さて、小太り産業医の支離滅裂な価値観はおいておきましょう。 日本で唯一、科学的視点から幸福学を研究している方がいます。
それって、幸福の○学?
なわけないです。 慶應義塾大学大学院の前野隆司先生です。

先生は心理学ではなく工学的科学的視点から幸せについて研究しているのです。 心理学の分野では所得や社会的地位などの唯物的な「地位財」では幸せは長続きしないと考えられ、 健康や良い環境、社会への所属、愛情などの心的要因である「非地位財」での幸せは長く続くと言われています。
前野先生はネットでの1500人へのアンケートの結果から「因子分析」という統計の手法を用いて、幸せに関わる4つの因子を見つけました。 そこで、その4つの因子をご紹介します。

第一因子:「やってみよう」因子(自己実現と成長の因子)

自分の「強み」、「得意」を把握し、それを社会に活かせ、自分の成長に繋がっているかどうか、なりたい自分に近づいているかどうかです。
私はうつ病で休職している管理職の方によくこう言います。 「あなたはうつ病の方の気持ちがわかる管理職になれるんですよ。それって、みんながなれるモノではないでしょ。」 うつ病に罹患したことをむしろ「強み」と感じてほしいのです。


第ニ因子:「ありがとう!」因子(つながりと感謝の因子)

人を喜ばせているか?感謝することはたくさんあるか?といった要素です。 前野先生は別の研究でこう述べています。 「友達の数と幸福度は比例しないけれど、多様な繋がりを持つ人と幸福度は比例する。」 友達は多くなくても家族、趣味、仕事、町内会など幅広いつながりを持っていることが大事なのです。
会社と家だけの往復だと、どちらかで何かストレスを感じてしまうと、逃げ場がなくなってしまいます。 例えばフットサルの仲間、囲碁の仲間など趣味を通じ、自分を受け入れてくれるようなつながりがあると人は幸福を感じ、ストレスにも強くなれるのではないでしょうか。
あと、日本人は何かしてもらうと、なぜか「すいません」と言ってしまいます。 そうではなくて、「ありがとう!」と言ってみましょう。お互いの幸福度が上がると思います。


第三因子:「なんとかなる!」因子(前向きと楽観の因子)

ものごとが思い通りにいくと思っているか?、失敗や不安をあまり引きずらないか?などの要素です。 小太り産業医は超楽観主義者です。”ここまでしなければ!”なんて思いません。”ここまでやれたらいいなぁ”と思います。 つまり、「絶対、夏までに○kgまで痩せなきゃ!」なんて思いません!「夏までに痩せられたらいいなぁ」ぐらいです。(笑) だから、全然痩せないのかも。
完璧主義者は設定した目標に達成できないと、それを不満や不安などのいろんな”不”を見つけてきてしまいます。 いつまでたっても満足できないので、幸福を感じることができないのです。
マイナス因子はいくら解消してもゼロより大きくはなりません。 不満や不足に目を向けるのではなく、達成できたことに目を向けプラス因子を増やすことが大事なのです。


第四因子:「あなたらしく!」因子(独立とマイペースの因子)

自分と他人を比べずに生きているか?、他人や環境のせいにしていないか?、自分についての信念は変化していないか? などの要素です。 自分の一本筋の通った価値観でマイペースに生きることが大事ってことです。
前野先生はマイペースを維持するためには「メタ認知(自分を“他人事”のように見る能力)のトレーニングが重要だ!」と言っています。
自分を俯瞰的に見ることは、自分の立ち位置を確認するのに重要な作業だと思います。 先日、24歳で入社2年目の社員の面談がありました。

若手社員:「ボクはいつも怒られてばかりいます。営業という仕事は自分には向いていないと思います。」
小太り産業医:「ちょっと、待って。周りで2年目にして全く怒られていない社員はいる?」
若手社員:「いませんね・・・。」
小太り産業医:「そうだろ。君を怒る部長だって入社2年目の時は怒られてばかりだったと思うよ。それに怒られているうちが華っていうだろ。怒られなくなったら、それはあきらめられているんだよ。」

若手社員に俯瞰的な目を持たせることにより、ちょっぴり元気を取り戻してもらいました。 私にとってはこれが幸せかなぁ~。

人事担当者:「やっぱり、先生は自己陶酔型偽善者ですね。つまり、ナルシストです。」
小太り産業医:「小太りとナルシストって共存できるのか?」

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  新井孝典(あらい こうすけ)

 株式会社 なごや産業医事務所:http://nagoya-sangyoui.com/
 代表取締役 所長
 認定産業医/労働衛生コンサルタント
 認定内科医/循環器内科専門医
 日本ストレスチェック協会理事:http://jsca.co.jp
 
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