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コラムの泉

パートの年休取得、1日の労働時間が違うときの給与は?

カテゴリ
労務管理  >  労働基準法
最終更新日
2017年07月06日 12:56
著者
グレース・パートナーズ社労士事務所 さん
ポイント
3,050,668ポイント
ポイントランキング100

★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★

           会社を成長させる人事の秘訣

            第295号 2017.7.6

     パートの年休取得、1日の労働時間が違うときの給与は?

       発行【グレース・パートナーズ社労士事務所】
        http://www.sasaki-sr.net/?tc=mag170706


★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★

●こんにちは、グレース・パートナーズの佐佐木由美子です。


本日は、ひとつ大切なご案内があります。


これまでも様々な企業で働く女性の方たちを対象にサロンを開催して参りまし
たが、今回は女性経営者、役員人事マネージャなど女性エグゼクティブの方
を対象とした「サロン・ド・グレース for エグゼクティブ」を立ち上げること
と致しました。


7月26日(水)13:30~16:00に表参道で開催します。
今回は「トラブルを未然に防ぐ人事労務マネジメント」と題し、特に採用にまつ
わるトラブルにスポットを当てて、事例を通して学んでいきます。
セミナー&交流会を通して、必要な知識に加えて女性エグゼクティブ同士の情報
共有を図ること目的としています。


私が講師を務めさせていただき、実際にあった事例を通して、対応を検討する実
践的な内容です。


お申込み、詳しくは下記まで↓
http://sasaki-sr.net/salon_executive/


●ところで、皆さまは正社員だけではなく、アルバイトやパート従業員にも年
有給休暇(以降、年休といいます)の付与義務があることをご存じのことと
思います。


アルバイトやパート従業員のなかには、日ごとに所定労働時間が異なる従業員
もいるのではないでしょうか。


本日は、実務において迷うことが多い、日ごとに所定労働時間が異なるアルバ
イトやパート従業員が年休を取得した日の賃金の計算方法についてお伝えし
ます。


○年休を取得した日の賃金は、労働基準法39条7項において、以下の3つの
方法が定められています。


1.平均賃金


2.年休取得日の所定労働時間勤務した場合に支払われる賃金


3.健康保険法による標準報酬日額に相当する額 ※労使協定の締結が必要


上記3つの方法の中から1つを選択し、あらかじめ就業規則等に定めをしてお
かなくてはなりません。


1つずつ確認していきましょう。


○“1.平均賃金”とする場合、平均賃金の求め方は以下のとおりです。


「過去3か月間の賃金の合計÷過去3か月間の歴日数」


しかしながら、次の式で計算した額と比較して高い方を取ります。


「過去3か月間の賃金の合計÷過去3か月の労働日数×0.6」


この方法を選択した場合は、年休取得日の所定労働時間によらず、上記で求め
平均賃金が年休1日の賃金となります。


そのため、“2.年休取得日の所定労働時間勤務した場合に支払われる賃金”を
選択した場合の年休取得日の所定労働時間の長短によって年休1日の賃金
変動するという不公平感は生まれませんが、年休取得があった場合、給与計算
時に毎回平均賃金を算出しなければならず、事務処理は少々煩雑になります。


○“2.年休取得日の所定労働時間勤務した場合に支払われる賃金”とした場合
は、給与計算においてはシンプルでわかりやすい方法ですが、同じ1日でもシ
フト等で所定労働時間が短い労働日と長い労働日に、それぞれ年休を取得した
場合に受ける賃金が異なることになり、従業員に不公平感が生まれる可能性が
あります。


そして、結果的に所定労働時間が長い労働日に年休の取得が集中することも考
えられます。


○“3.健康保険法による標準報酬日額に相当する額”とした場合は、健康保険
法によって定められた標準報酬月額を「30」で除して得た額を年休取得1日の
賃金として支払うというものです。


この方法を選択する場合は、労働者にとって不利になるケースもあることから
労使協定の締結が必要です。


また、所定労働時間が短いパートタイマーの場合は被保険者に該当しないこと
もあるため、この方法を選択する会社は多くないようです。


○年休取得時の賃金の計算方法は、上記3つのうち、いずれかの方法を選択し
なければなりませんが、選択する方法によって年休1日の賃金額に違いが生じ
ます。


また、選択する方法によっては、従業員が不公平感を持つようなことにもなり
かねませんので、慎重に選択する必要があります。


それでは、ますます貴社が発展しますように!


人事労務コンサルタント/社会保険労務士
佐佐木 由美子


※ この投稿内容は、掲載日時点の法律等に基づいて作成しています。


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┃編┃集┃後┃記┃
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●久々にタイ料理を食べました。パクチーだけは苦手なのですが、暑い夏にピ
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●東洋経済オンラインにてコラムを連載しています
休日出勤前に知りたい「振休」と「代休」の違い】
http://toyokeizai.net/articles/-/178781

●日経ウーマンオンラインにてコラムを連載しています。
【納付10年で年金がもらえるように 8月に法改正】
http://wol.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/179201/062000071/

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