スポンサーリンク

HOME > コラムの泉 > 登録第5968808号:「PLAT」

コラムの泉

登録第5968808号:「PLAT」

カテゴリ
企業法務  >  知的財産権
最終更新日
2017年10月31日 11:27
著者
明立特許事務所 さん
ポイント
457,440ポイント
ポイントランキング100

------------------------------------------------------------
□■□【真似とは言わせない!ネーミングのツボ】□■□
■□                     
□                       10月31日号
------------------------------------------------------------

 弁理士 深澤です。

------------------------------------------------------------
★このメルマガの目的♪
------------------------------------------------------------

 このメルマガでは、商標の審判・裁判事例等を通して、

○どんな商標が類似といわれたのか
○識別力のある商標とはどんなものなのか

 といったことから、ネーミングを考える際のツボを明らかにして
いきます。

(配信中止はこちらまでhttp://www.mag2.com/m/0000241197.html)

 それでは、今週も始めます。

------------------------------------------------------------
★今回の事例♪
------------------------------------------------------------

 今回取り上げるのは、

○登録第5968808号:「PLAT」

 指定商品・役務は、第11,20類の各商品です。

 ところが、この商標は、

 登録第5611931号商標:「PLATTE」


 と類似する、とされて一旦は登録が認められませんでした。


------------------------------------------------------------
★判断の分かれ目♪
------------------------------------------------------------

 そこで、登録が認められないのはおかしい、として拒絶査定不服
の審判(不服2017-007149号)が請求されました。

 では、審判でどんなやりとりがあったか紹介します。

 まず、この商標

「文字は「小さな地面、図面」を意味する英語として辞書に掲載
されているものであるが、我が国において、親しまれた英単語とも
いい難いことから、特定の語義を想起しない造語として認識される
とみるのが相当であって、これより、本願商標は、その構成文字に
相応して、「プラット」の称呼が生じ、特定の観念は生じないもの
である。」

 一方、引用商標は、

「「PLATTE」の欧文字を標準文字で表してなるところ、
該文字は、辞書等に載録のない語であって、特定の意味合いを想起
させることのない一種の造語と認められるものであり、該文字は、
特定の読みを直ちに想定し難いが、このような欧文字からなる場合、
我が国において広く親しまれている英語読み又はローマ字読みに
倣って称呼されるとみるのが自然であるから、「プラット」及び
「プラッテ」の称呼を生ずると認められる。」

 そこで、両者を対比すると、称呼については、

「両商標は、「プラット」の称呼を共通にする場合があるが、
「プラット」と「プラッテ」の称呼にあっては、全体の音数が比較的
短い4音中、第3音が促音であることにより明瞭に発音される
「ト」と「テ」の語尾音の差異を有するものであるから、両者は
明確に聴別されるものである。」

 次に、外観において、

「それぞれ、欧文字4字及び欧文字6字であって、両商標は、
「PLAT」の文字部分を共通にするものの、少ない文字数にあって、
語尾における「T」及び「E」の有無という差異を有すること
からすれば、外観上、判然と区別し得るものである。」

 また、観念において、

「それぞれ、特定の観念を生ずることのないものであるから、
商標は、観念上、相紛れるおそれがあるとはいえない。」

 よって、

「「プラット」の称呼を共通にする場合があるとしても、外観に
おいては、判然と区別し得るものであり、また、観念においても、
相紛れるおそれがあるとはいえないものであるから、」

「その称呼、外観及び観念によって取引者、需要者に与える印象、
記憶、連想等を総合して全体的に考察すれば、両商標をそれぞれ
同一又は類似の商品に使用しても、その出所について混同を生ずる
おそれはないと判断するのが相当」

 であるとして非類似の商標とされました。


------------------------------------------------------------
★事例からわかったネーミングのツボ♪
------------------------------------------------------------

 今回は、称呼の一部が共通する商標の類似が問題となりました。

 称呼の一部が共通していても外観や観念で大きく異なるもので
あれば非類似となることもあります。

 紛らわしくならないような要素を入れることが真似とは言わせ
ないツボになります。 

------------------------------------------------------------
 お役に立ちましたでしょうか?

 今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

************************************************************
真似とは言わせない!ネーミングのツボ(毎週火曜日発行)

ご質問・ご感想お待ちしております!

  編集・発行 深澤 潔
  http://brand-service.biz/

 各種商品・サービスのネーミング、会社ロゴ等の商標登録関連
を扱っております
************************************************************



スポンサーリンク

絞り込み検索!

現在18,963コラム
新規投稿する

スポンサーリンク

お知らせ

調査レポート公開

労働実務ケーススタディ集

スポンサーリンク

注目の検索キーワード

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク