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コラムの泉

登録第6014023号

カテゴリ
企業法務  >  知的財産権
最終更新日
2018年04月10日 12:18
著者
明立特許事務所 さん
ポイント
477,244ポイント
ポイントランキング100

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□■□【真似とは言わせない!ネーミングのツボ】□■□
■□                     
□                       4月10日号
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 弁理士 深澤です。

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★このメルマガの目的♪
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 このメルマガでは、商標の審判・裁判事例等を通して、

○どんな商標が類似といわれたのか
○識別力のある商標とはどんなものなのか

 といったことから、ネーミングを考える際のツボを明らかにして
いきます。

(配信中止はこちらまでhttp://www.mag2.com/m/0000241197.html)

 それでは、今週も始めます。

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★今回の事例♪
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 今回取り上げるのは、

○登録第6014023号:

 「yousyu」の欧文字を,下側に円弧状に湾曲する形で配置
した構成

 指定商品は、第28類の各商品です。

 ところが、この商標は、

 登録第1341151号商標

 上段に「陽舟」の漢字を筆記体で顕著に表し,その下段に「よう
しゅう」の平仮名を筆記体で比較的小さく表してなる構成

 と類似する、とされて一旦は登録が認められませんでした。


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★判断の分かれ目♪
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 そこで、登録が認められないのはおかしい、として拒絶査定不服
の審判(不服2017-013566号)が請求されました。

 では、審判でどんなやりとりがあったか紹介します。

 まず、この商標

「構成文字をローマ字風に読んだ「ヨウシュ」又は「ヨウシュー」
の称呼を生ずるが,特定の意味を有する語を表したものとは認識
できないため,これより特定の観念は生じない。」

 一方、引用商標

「上下段の文字の書体や大きさの相違から,下段の平仮名部分は
上段の漢字部分の読み仮名を表してなるものと容易に認識できる
ため,引用商標はその構成文字に相応して「ヨウシュウ」の称呼を
生ずる。」

 そして、

「「陽舟」及び「ようしゅう」の文字は,特定の意味を有する成語を
表してなるものとは直ちに理解できないが,その構成文字中の
「陽」及び「舟」の漢字は,それぞれ「ひなた」及び「ふね」の
意味(広辞苑第6版)を有する比較的親しまれた語であることから,


「全体として特定の意味合いを想起させないまでも,商標を構成
する漢字そのものの持つ意味から,「陽(ひなた)と舟(ふね)」
といった観念上の印象を与えるものである。」

 そこで、引用商標と対比すると、外観においては、

「両商標は,文字種及び書体の相違並びに孤状の文字配置などの
構成上の差異から,著しく相違する。」

 つぎに、観念においては、

本願商標からは特定の観念は生じない一方で,引用商標からは
「陽(ひなた)と舟(ふね)」といった観念上の印象を与えるもの
であることから,観念上の印象は相違する。」

 他方、称呼については、

本願商標の「ヨウシュ」の称呼と引用商標の「ヨウシュウ」の
称呼は,語頭の3音を共通にし,語尾の「ウ」の音の有無において
相違するところ,」

「その差異音は比較的聴取しづらい語尾音の有無にすぎないため,
全体を一連に称呼するときは相紛らわしく,互いに類似するもの
というべきである。」

「また,本願商標の「ヨウシュー」の称呼と引用商標の「ヨウシュウ」
の称呼は,語頭の3音を共通にするが,第3音の「シュ」に
続く長音と「ウ」の音の語尾での有無に差異があるところ,」

「この差異音は比較的聴取しづらい語尾にあり,母音を「u」とする
「シュ」に続く長音は「ウ」の音に酷似して聴取されることから,
商標全体を一連に称呼するときは紛らわしく,称呼において
互いに類似する。」

 としても、外観が著しく相違し,観念上の印象も相違すること
から、両商標は、相紛れるおそれのない非類似の商標であるとされ
ました。


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★事例からわかったネーミングのツボ♪
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 今回は、称呼が共通する商標の類似が問題となりました。

 称呼が共通していても外観や観念が異なれば非類似となる場合も
あります。

 似ているものがあってもその他の要素をできるだけ異ならせる
ことが、真似とは言わせないツボになります。 

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 お役に立ちましたでしょうか?

 今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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真似とは言わせない!ネーミングのツボ(毎週火曜日発行)

ご質問・ご感想お待ちしております!

  編集・発行 深澤 潔
  http://brand-service.biz/

 各種商品・サービスのネーミング、会社ロゴ等の商標登録関連
を扱っております
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