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コラムの泉

登録第6027338号

カテゴリ
企業法務  >  知的財産権
最終更新日
2018年05月08日 11:04
著者
明立特許事務所 さん
ポイント
513,523ポイント
ポイントランキング100

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□■□【真似とは言わせない!ネーミングのツボ】□■□
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□                       5月8日号
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 弁理士 深澤です。

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★このメルマガの目的♪
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 このメルマガでは、商標の審判・裁判事例等を通して、

○どんな商標が類似といわれたのか
○識別力のある商標とはどんなものなのか

 といったことから、ネーミングを考える際のツボを明らかにして
いきます。

(配信中止はこちらまでhttp://www.mag2.com/m/0000241197.html)

 それでは、今週も始めます。

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★今回の事例♪
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 今回取り上げるのは、

○登録第6027338号:

「MIRF」の文字の直後に,折れ線と木の葉状の図形を結合
させて「Y」の文字に近似した態様で表した図形(以下「Y状図形」
という。)を配した構成

 指定商品は、第10類の「人工骨,人工関節,人工股関節,
人工材料からなる医療用インプラント,手術用機械器具」です。

 ところが、この商標は、

 登録第5450534号商標:「MILLPHY」

 と類似する、とされて一旦は登録が認められませんでした。


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★判断の分かれ目♪
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 そこで、登録が認められないのはおかしい、として拒絶査定不服
の審判(不服2017-015761号)が請求されました。

 では、審判でどんなやりとりがあったか紹介します。

 まず、この商標

「使用においては,商標の構成文字の一部をデザイン化することが
一般的に行われている取引の実情があることからすれば,当該Y状
図形は,「Y」の文字の一部を木の葉状にデザイン化したもので
あると容易に看取されるものである。]

 そうすると,

「全体として「MIRFY」の文字を表したものというべきである。」

「そして,「MIRFY」の文字は,辞書類に載録のない語である
ところ,これからは,英語風の読みで「マーフィー」又は「ミルフィー」
との称呼が生じ,特定の観念は生じないというのが相当である。」


 一方、引用商標

「文字は,辞書類に載録のない語であるところ,これからは,英語風の
読みで「ミルフィー」の称呼が生じ,特定の観念は生じないと
いうのが相当である。」


 そこで、両者を対比すると、

「両商標は,文字数及びつづり並びに木の葉状の図形の有無の差異
より,外観において明らかに相違するものであるから,両商標は,
外観上,明確に区別できるものである。」

 つぎに、称呼においては、

「「ミルフィー」の称呼において共通することがある。」

 一方,

本願商標から生じる「マーフィー」の称呼と引用商標2から生じる
「ミルフィー」の称呼については,最も聴取しやすい語頭音において
明らかな差異があることから,明確に聴別されるものである。」

 観念については、

「ともに特定の観念を生じないものであるから,両商標は,観念上,
比較することができない。」

 そうすると、

「称呼を共通にする場合があるとしても,これが外観における顕著な
差異を凌駕するものではなく,観念において比較することができ
ないものであるから,取引者,需要者に与える印象,記憶,連想等
を総合して全体的に考察すると,」

 両商標は、相紛れるおそれのない非類似の商標であるとされ
ました。


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★事例からわかったネーミングのツボ♪
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 今回は、称呼が共通する場合もある商標の類似が問題となりました。

 共通する場合があってもその他の要素が大きく異なる場合には
両者は識別できることから非類似とされる場合が多いです。

 少しでも異なるようにすることが、真似とは言わせないツボに
なります。 

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 お役に立ちましたでしょうか?

 今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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真似とは言わせない!ネーミングのツボ(毎週火曜日発行)

ご質問・ご感想お待ちしております!

  編集・発行 深澤 潔
  http://brand-service.biz/

 各種商品・サービスのネーミング、会社ロゴ等の商標登録関連
を扱っております
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