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パート従業員を雇用保険に「加入させない」メリット

著者  nekodeth さん 最終更新日:2018年05月16日 14:37
労務管理に詳しい皆様の率直なご意見、ご経験談をお聞かせ下さい。

雇用保険の加入要件は、雇用契約書上で(1)1周間の所定労働時間を20時間以上 (2)31日以上の雇用見込があること であると記憶しております。
そこで、この2つの条件を満たさないよう、パート従業員と短時間の雇用契約を結んでいるケースが多く見られると認識しております。

たとえば、当方知人が勤務する小売店Aでは、パート従業員雇用保険義務が生じないよう所定労働時間を週19時間、別な小売店Bでは19時間30分と定め、雇用契約を取り交わしております。
もちろん、これは法的に何の問題もございません。

小売店Aは週19時間を厳守するよう勤怠管理を厳しくしており、仮に仕事が残っていたとしても一切パート従業員の残業は認めておりません。そのぶん、正社員や契約社員といった雇用保険被保険者の業務上の負担が大きいと聞いております。
一方、小売店Bでは、上司より「週20時間未満になるよう自己管理を」と声がけがある程度で、実際には残業が常態化しており、実働時間がほぼ毎週20時間を大きく超えていることから、コンプライアンスの面で問題はあるのではと考えております。

ただ、今回皆様にご意見、ご経験談をお聞かせ頂きたいのは、法的な問題ではございません。

このような雇用契約(パート従業員を何とか雇用保険から除外する)はかなり多くの企業・業種でよく見られることだと思うのですが、A店・B店事例のように、業務上では雇用契約を20時間未満に抑えることのデメリットも生じうるのに、各社なぜ頑なにパート従業員雇用保険加入を避けようとするのでしょうか。

これが社会保険料であれば、標準報酬月額が最低の場合でも月1万円以上の負担となりますので、会社としては負担感も大きく理解はできるのですが、雇用保険料の事業主負担は1000分の6(一般の業種の場合)です。
仮に、当該企業がパート従業員に月額1千万円の給与を支払っていたとしても、保険料の負担額はわずか60,000円となります。福利費と考えた場合、そこまで大きな出費でしょうか。

それでも何故雇用保険に入れたがらない会社が多いのでしょうか。
仮に1000分の6でも20時間未満にすることで少しでも労務費を抑えるためなのか、雇用保険の手続が面倒だからなのか、それとも何か他の理由があるのか、よろしければ皆様のご意見、ご経験談をお聞かせ頂ければ幸いです。
長文申し訳ございません。どうぞよろしくお願いいたします。

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Re: パート従業員を雇用保険に「加入させない」メリット

著者  村の平民 さん 2018年05月16日 19:02
① 雇用保険に入らせたくない理由は、お気づきのように、少しでも労務費を抑えるためであり、つぎに、雇用保険の手続 (これも費用) を避けたいことの2つでしょう。

② 実際問題として、雇用保険の受給を目当てにパート勤務と任意退職を交互に繰り返す人が一部に居ます。
 受給資格を得られるようになったら、任意退職するのです。中には、策を弄して事業主都合による解雇を仕向ける人も居ないでは有りません。

③ 離職票の作成は、少なくとも過去6カ月の、月毎の賃金額、労働日数を書かなくてはなりません。しかも一般的には退職届や賃金台帳を持参して職安へ出頭を要します。1人の離職票のために1~2時間以上の賃金交通費も必要です。
 その事務担当者が、職安へ行くことを 「息抜き時間」 と考えている実態もあります。
 10年、20年働いて呉れた人のためならともかく、1~2年そこそこの人のためムダはしたくないと経営者は思うのでしょう。

④ 被保険者とした場合の管理費を低減させる為には、可能であれば 「労働保険事務組合」 へ委託するのも一法です。これの利用は条件があります。
 他には、社会保険労務士へ委託することです。資格得喪手続1件○円と金額を決めたら良いでしょう。事務員を雇わないでやっている社会保険労務士は、時間を節約するための工夫をしっかりしているので驚くほどの廉価で引き受けるようです。
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Re: パート従業員を雇用保険に「加入させない」メリット

著者  村の長老 さん 2018年05月17日 07:55
ご指摘のように、雇用保険料だけを考えると、人材不足と経費節減を天秤にかけた場合、それほど利益があるとは到底思えません。年間にしても健保・税金の被扶養から外れるほどの額にはならないと思いますし・・・。

そのような会社・商店が多いのかどうかは知りませんが、一度聞いてみてはどうですか。

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Re: パート従業員を雇用保険に「加入させない」メリット

著者  nekodeth さん 2018年05月24日 16:20
遅くなりましたが、たいへん詳しいご回答を頂きありがとうございました。
納得できました。

(1)労務費費用については認識しておりましたが、雇用保険の手続にかかる費用(事務担当者の賃金等)を抑えるという観点は、なるほどと感じました。

(2)労働保険事務組合については、存在こそ知っていたものの、詳細については恥ずかしながら初耳でした。負担軽減という意味では、社労士への委託も効果的のようですね。

(3)個人的には、名だたる上場企業や協同をうたう組織ほど、こうした手で労務費を抑えている印象を強く持っています。それだけ競争が厳しいのではと想像します。

(4)職安訪問は適正な手続のためが第一であり、担当者から法令改正等の情報を得たり、他社の賃金、待遇等を知る切掛にもなります。ただし、貴重な「息抜き」にもなることは否定いたしません。

ありがとうございました。
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Re: パート従業員を雇用保険に「加入させない」メリット

著者  nekodeth さん 2018年05月24日 16:23
同じく遅くなりましたが、丁寧なご回答を頂きありがとうございました。
納得できました。

ご指摘のように、雇用保険料削減によって得られる利益、それと「福利厚生が良くない」と労働者に受け止められかねない不利益を天秤にかけると、どう考えても納得がいかなかったため、質問をさせていただきました次第です。

同じようにお考えであることが分かり、たいへん参考になりました。ありがとうございます。
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