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コラムの泉

スタートアップの人事・労務 10 助成金との適正な距離

こんにちは。社会保険労務士の田中です。
渋谷を中心にスタートアップ企業の支援をしています。


☆☆ はじめに ☆☆

このコラムでは、成長ステージにあるスタートアップ企業に
人事労務面のアドバイスをご提供しております。

『会社と社員の安定した関係』と『急ぎ過ぎない着実な会社成長』を
ぜひ、実現して頂きたいと思います。

また、当所ではスタートアップに向けた無料相談などの
支援プログラムもご用意しております。↓

http://www.tanakajimusho.biz/startup

スタートアップのQ&Aはこちら↓
http://www.tanakajimusho.biz/page29

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☆☆☆☆☆☆ 第10回 助成金は活用しても目的にはしない。 ☆☆☆☆☆☆

○○○ スタートアップこそ助成金を活用しよう。 ○○○

「スタートアップこそ助成金を活用しよう」と冒頭から高らかに
宣言しましたが、とても重要な次の2点も合わせてご認識ください。

助成金は手段であって目的ではない。」
助成金は会社の優良な人事施策があった結果としてもらえる。」

それでは本題に入ります。

国や地方自治体などから、助成金補助金・奨励金などの名称で、
お金をもらえる制度があります。
厚生労働省は特に多くの助成金を設けています。

スタートアップの就業スタイルは、旧来の企業より先進的であり、
時代に即した柔軟な勤務ルールを持っているケースも多いです。

この「時代に即した柔軟な働き方」という点では、後述するように、
国の労働政策を先取りしていて、助成金の対象になることも多いです。
(例えば、テレワーク・男性の育児休業 等々)

先進的なスタートアップにこそ、助成金を活用して頂きたいです。


○○○ ただし、助成金は手段にしても目的にはしない。○○○

助成金を目的とするべきではない事についてもう少し説明します。

助成金は会社発展の手段として活用すべきですが、
決して助成金でお金をもらう事を目的にしてはいけません。

助成金の中には数十万円を超えたり、複数のコースを組み合わせると
百万円を超える助成金もいくつかあります。

助成金に目を向けすぎて、次の様な無理をするおそれもあります。

「実体のない人事制度を形だけ作ってしまう…」
「現状を拡大解釈して強引に受給条件を満たしてしまう…」

これらによる申請は本末転倒であり、不正受給につながりかねません。
(不正受給をすると、助成金の返金や社名公表につながる事もあります。)

従業員のために制度をつくったら、助成金を受給できる条件に合致した」
というのが、助成金に向き合う基本スタンスだと考えます。

高額をもらえる助成金を意識しすぎず、まずは本業で利益を上げることを
第一として、そこに時間とエネルギーを集中すべきでしょう。


○○○ 厚生労働省の助成金の特徴 ○○○

厚生労働省が用意する助成金は数多くありますが、次の特徴があります。

1 助成金は労働政策に沿った制度を導入するともらえる。
2 助成金は新設・内容変更・廃止が多い。
3 書類をきちんと揃えれば受給しやすいものが多い。

それぞれについて、もう少し詳しく説明します。


☆1 助成金は労働政策に沿った制度を導入するともらえる。

 最近の労働政策と言えば、次のような事が挙げられます。

・男性の育児休業取得率を高める。
・女性が育児休業を取得しやすい就業環境を実現する。
・自宅やサテライトオフィスでも仕事ができるようにする。
・高齢者、女性、障碍者を労働力として活用する。
・パート、派遣社員など非正規労働者を正社員に転換する。
・介護と仕事の両立ができるようにする。
定年の年齢を60歳から引き上げる。

これらの政策に沿うように会社の就業環境を整えた場合に、
もらえる助成金が多くあります。

つまり、国が求める就業環境を実現すると、助成金をもらえる
可能性が高くなる、ということです。


☆2 助成金は新設・内容変更・廃止が多い。

 助成金は、新設や変更が頻繁にあります。
また、予算が無くなる、使命を終えるなどして、廃止される事も多いです。

「いつの間にか廃止されている…」という印象もあります。
もらえる条件になったので「いざ申請!」と思っても残念ながら、
その助成金はすでに無くなっていた、という展開です。
 助成金情報を伝えるメルマガなどでチェックする事をお奨めします。


☆3 書類をきちんと揃えれば受給しやすいものが多い。

 助成金は極端に申請が難しいものではありません。
しかし、添付書類が多い上に申請後に追加で求められる書類もあり、
また、細かなミスで受給できなくなることもあります。

確実に助成金を受給して、自社で取り組む時間を節約するために、
社会保険労務士に依頼するという方法は有効です。


☆ その他の注意点
助成金を不正受給した場合、全額返還を求められるほか、
企業名の公表をされる事もあります。不正受給は絶対いけません。
また、一部書類を偽装するなどしても必ず綻びが生じます。

・申請時はもちろん、申請書類を一旦、窓口で受理してもらっても、
その後のより細かなチェックが控えています。国もお金を出す以上、
チェックや指摘事項は相当に細かいので注意力と根気も必要です。


○○○ 最近の注目すべき助成金 ○○○

受給額が大きい最近の注目すべき主な助成金をお知らせします。

・キャリアアップ助成金
 非正規労働者契約社員、パートタイマー、派遣社員など)を、
 正規労働者(正社員など)に雇用転換するともらえます。

・両立支援等助成金
 男性社員が育児休業を取得したり、介護休業育児休業の取得を
支援するともらえます。

厚生労働省のHPでは他にも多くの助成金を紹介しています。
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/joseikin_shoureikin/index.html


今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

=============================================

田中事務所  特定社会保険労務士 田中理文
(立川・渋谷・新宿 で主に仕事をしています。)

http://www.tanakajimusho.biz/

未来を拓く次世代の経営者に、当所の経験とノウハウをお伝えします。
1人からスタートして、社会に影響を与える会社になるまで、
貴社に寄り添ってサポートします。

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☆☆☆☆  スタートアップの人事労務 ☆☆☆☆ 

他にも、次のようなコラムがあります。よろしければ、お読みください。

1 スタートアップの人事労務 1 なぜ、労災保険は必要か?
  http://www.soumunomori.com/column/article/atc-173536/

2 スタートアップの人事労務 2 雇用保険はどのように役立つか
  http://www.soumunomori.com/column/article/atc-173554/

3 スタートアップの人事労務 3 人を採用する前後のアクション
  http://www.soumunomori.com/column/article/atc-173565/

4 スタートアップの人事労務 4 法人社会保険の加入が法的に必須
  http://www.soumunomori.com/column/article/atc-173577/

5 スタートアップの人事労務 5 就業規則を作った方が良い?
 http://www.soumunomori.com/column/article/atc-173605/

6 スタートアップの人事労務 6 就業規則 作成時のポイント
 http://www.soumunomori.com/column/article/atc-173676/

7 スタートアップの人事労務 7 フリーな勤務と裁量労働制
 http://www.soumunomori.com/column/article/atc-173692/

8 スタートアップの人事労務 8 求人、採用時の注意点
  http://www.soumunomori.com/column/article/atc-173711/

9 スタートアップの人事労務 9 黎明期の労務管理
http://www.soumunomori.com/column/article/atc-173723/



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